7月14日の日誌に書いたとおりその存在を感じていましたが、今日の宇部日報の『無辺』にも今回の県知事選挙の「選挙プランナー」の存在が詳しく書いてあります。 山本陣営の三浦博史デザイナー対飯田陣営の松田馨(かおる)デザイナーの戦いでもあったわけです。実に作戦が複雑でした。飯田陣営の作戦『脱原発をテーマに、政党色を消して勝つ戦法』を、(飯田候補のデザイナーの存在を知ったあと山本陣営もデザイナーをつけたと聞いています)山本陣営が何とかかわしたということでしょうか。 マスコミに「市民サポーターが応援」と書かせる技術も優れていました。現実に純粋な市民サポーターが増えていたそうです。飯田氏を応援するある人の文章に「県外から千人以上の市民サポーターの応援があった」と、書いてありました。「従来の企業・政党型の選挙対市民サポーター選挙の戦い」と印象つける作戦も見事でした。 岩国基地をテーマにした岩国市長選挙でも、県外からのプロ市民が大勢JR岩国駅で見かけられていました。それだけ、今回の山口県知事選挙は全国から注目されていたということでしょう。 それにしても、山口県がそういうデザイナーの作り上げる虚像に負けなくて良かったとほっとしています。イメージでつくりあげる県知事よりも現実対処型を選択したと思っていますが。 |
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