大地震のあと、余震が今も続いているようです。全国各地から救援物資やボランティアの派遣などが行われているようです。 海外ボランティアの経験があるので、その経験から意見があります。問題点を指摘したいと思います。
まず救援物資ですが、一番大事なことは求めている人にどうやって届けるかが一番困難なことであるかを理解して送ることです。現地では物はたくさん集まります。それも交通事情が悪いとところでしょうから、大変な困難を克服して届られるはずです。 しかし、そこからが大変です。配ることが一番大変なことです。品物ごとに仕分けすることや、被災者が必要なものが何かを確認することにも手間がかかります。もちろん在庫管理が大変です。それをしないとほとんど被災者に届けられることなく処分されることになるということで、現地の公務員が一番一生懸命行います。 開発途上国への援助では、現地に届いた後、力の強い軍がほとんど取ってしまいます。 東北大震災の映像を見た感想では、在庫管理などをせずに、空から適当に撒くのが一番効率がいい方法かなと思いました。 品物では、カップ麺などが贈る側では考えられますが、カップ麺は水と燃料を大量に使います。救援物資としてはふさわしくありません。服などもサイズがあるのでとても配布するのに手間がかかります。送っても無駄でしょう。
次に人材派遣ですが、ボランティアを受け入れれば、そのボランティアも食料や住居が必要になります。手助けに行ったつもりでも、逆にその世話に手間をかけてしまいます。現地の迷惑になりかねないことを心得るべきでしょう。災害直後などでは、現地の緊急車両の邪魔になることも心得るべきです。
結論は、援助をするのは難しいということです。人も物も送ることは簡単ですが、役に立つのは非常に困難を伴います。短期の援助だと、役に立つどころか邪魔になってしまうかもしれません。
熊本市には、私の姉家族がいます。県外に避難したそうですが、家がどうなっているかまだ把握していません。
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