4月20日(月)午前10時から、文教民生委員会がありました。普通は4階の委員会室で行いますが、今回はコロナの影響で議場で行いました。 審査事項は、3月議会で継続審査となった、ごみの有料化条例案です。執行部から、収入とその使い道についての説明がありました。ごみ袋を宇部市が製造し経費など全てを市の支出とする案ですが、年間約2億円の収入の内、約1億円が製造販売物流コストで、5千万円がごみ減量推進経費で、実質ごみ処理系に充てられるのは5千万円(約25%)しかありません。一リットル当たり1円がごみ袋の値上げです。現状の市の指定袋を使用した場合、40リットルの大の袋の販売価格は約8円から10円ですが、その袋を使用した場合、30円の追加の証紙を貼ることになる条例案も審査事項です。 驚いたのは、市が袋を製造した場合袋にかかる経費が収入の約75%を占めているのに対し、現状の市販の袋で市民の負担を同じ1リットル1円にした場合、袋代は25%(袋に貼る証紙代は別)しかかかっていないことです。つまり市販のごみ袋を使えば市の収入が3倍にもなるということです。市がごみ袋を製造販売すれば3倍もコストがかかるなら、現状のままの袋を使用した方が、市民の負担を少なくできることがわかります。同じごみ処理経費を捻出する値上げなら、現状の袋にシールを貼る方が、値上げ幅を小さくすることができるのではないでしょうか。 結論は、今回の委員会では出ませんでしたが、条例が原案のままだと、誰の為の値上げか理解できません。
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