昨日の宇部日報の「無辺」に、宇部市の人口問題について書かれていました。日本全体の少子化の問題もありますが、宇部市の人口が16万人を割るそうです。 出生数を自然に増やす方法として(これはある政治家の意見であり、政府の発表ではありません。)、成人年齢の引き下げが民法改正で昨年4月より施行されました。しかしほぼ全国で成人式は二十歳の集いと名称を変えて実施されました。 成人式の年齢について宇部市は、令和2年にアンケートや有識者の会議で検討されていました。それを基にこれまで通り20歳を対象に成人式をすることが決められていたようです。(宇部市のHPによる)
理由として多かったのが、18歳は大学受験の時期であることと成人が18歳からになっても飲酒は20歳からだからでした。 行政が成人式を開催する意義は「新成人として自覚してもらい、それを市民が祝福すること」でしす。 国が成人年齢を下げた理由が、果たして生まれる子供を増やすためかどうかはっきりしません。が、二十歳の集いであることは、式典に参加しやすいことを理由としていることがわかります。 私の意見は、民法上の成人が18歳であることを自覚してもらうために、成人式を18歳がいいのではないかということです。18歳が受験のシーズンであれば、17歳で高校を卒業できるような、大改革が必要かもしれません。これは国の問題です。少子化対策をどうするかですから。
全国他市の成人式の記事を読むと、女性の出席率が男性に比べて低いようです。その理由が、振袖を着る費用の問題だそうです。出席率を良くするのが目的なら、年齢よりも、普段着でも出席できるような意識改革が必要かもしれません。
成人の年齢だけで少子化が止まるとは思いませんが、議員が市民を代弁するとは言っても、議会だけで解決できる妙案があるとは思いません。国民全体で、このまま続く少子化をどう解決するか、大議論をしないと、日本人はいずれ消滅します。
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