日本に戻って、休みのあった分忙し過ぎる一日です。会社の仕事は5日からでしたが、とうとう昨日は日誌を書くのに間に合いませんでした。年賀状の返事などを深夜までやりました。 写真は、海南島の海口(はいこう)市で撮ったものです。福岡空港から上海へ飛び、国内線で海口へ行きました。海口から島の反対側の三亜(さんあ)市への移動は新幹線でした。海南島は四国くらいの大きさです。新幹線の料金は日本円でたったの1200円程度(100元)です。上海は帰路で一泊ました。 中国はどこでも同様でしょうが、建設ラッシュです。風景がどんどん変化しているそうです。中国の好景気がどこまで続くのか見当がつきません。
一方日本では、出口の見えない不況に国民の不安は増すばかりです。不況の原因といわれるデフレと円高に増税が加わろうとしています。今、野田政権は社会保障と税制の一体改革を投げかけていますが、福祉の充実どころが現状維持すら難しいのに、この不景気の時期に消費税の増税がどれほど景気に悪影響を与えるのか不安です。年金や医療と介護などの充実が求められ、少子高齢化と不況の影響で国の収入が足りないことは頭ではわかっています。日本は先進国で消費税が一番低いというのもわかります。 しかし、まずは景気の回復でしょう。雇用などの将来の生活不安があるのに、社会保障の充実のための増税は国民の理解を得られるでしょうか。増税の前にやるべき行財政の構造改革は完了したでしょうか。 少なくとも現政権は政権交代のときの公約違反をやろうとしているのですから、国民の信を問うべきでしょう。
宇部市の来年度予算の執行部査定が始まったようです。原則目標が平成13年度の1割カットと聞いて、宇部市もまたデフレスパイラルの真っ只中にあると思います。景気の足を引っ張ることが原則目標とならないように、しっかり予算案を見たいと思います。宇部市の予算案審査は3月議会です。原則は国民の我慢ではなく国民の幸福が目標であると思っています。 |
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