9月10日の午前1時半を回っています。先ほどまで、NHKの番組で、大阪の朝鮮人学校のドキュメンタリーを放送していました。在日朝鮮人の子どもたちと先生の言葉が印象的で感動しました。在日朝鮮人の若い先生に敬意すら覚えました。 朝鮮人学校の子どもたちにも、朝鮮人としての誇りと自信を教えていました。子どもたちが、「朝鮮人はランクが下?」と迷いながら、日本で生活するのに自信をなくしそうになるのを、学校教育がそれを支えていました。朝鮮人の教師の言葉が強烈です。 「あなたたちは宝です。日本で生活するときも、これからも困難があるでしょうが誇りと自信をなくさないで頑張ってください」と。 日本人が朝鮮人を理解する以上に朝鮮人は日本人を理解していました。その人たちを日本が支えるのは、日本を理解してくれた在日朝鮮人が将来の日本との平和の懸け橋になる平和の投資だと思います。非難し合うことが平和教育ではありません。朝鮮人学校への補助金は、日本を理解してくれる子どもを増やすための投資でしょう。
ところで、平和教育とは何でしょうか。戦争の怖さや悲惨さを教えることだけではありません。お互いが違う文化と歴史をもった違う民族であることをお互いに認め合い理解することでしょう。日本人が外国で暮らした時も、同じように現地で日本人が人種差別を受けることはあります。今も外国で大活躍する日本人スポーツ一流選手でも人種差別的なことは受けています。私も南太平洋上の島国サモアで二年間生活した経験からも理解できます。それを乗り越える理解も必要です。まさしくNHKの番組でそれを日本の朝鮮人学校の子ども達がやっていました。
日本の教育では平和のために、国際化することの必要性も言われます。しかし、今日の番組を見てからも確信したことは、平和教育とは「相手国の立場や文化を理解して、お互いに尊重すること」ではないでしょうか。「国際化」というのも、外国の主張や文化に迎合したり、外国に合わせて染まることではありません。日本人なら日本人としての誇りと自信を失うことなく、外国の文化や人間性を理解しお互いに尊重することだと思います。 日本人が外国に住んでいる場合も、在日朝鮮人が日本で差別を受けていることも同様に理解しなければ、民族間の平和はありません。自尊教育をやっている在日朝鮮人の方が素晴らしく、自虐教育をやっている日本の方が平和教育では遅れていると思いました。
漫画「はだしのゲン」が学校での平和教育に必要な図書だとは思えません。戦争責任が天皇にあるという事実誤認、過激な子供の殺人を容認、旧日本軍の性的な残忍行為が史実に基づいていないなど、日本人としての誇りをなくさせるものが盛りだくさん書かれているただの漫画です。平和教育なら、朝鮮学校のようにむしろ自尊教育をやらねばなりません。
本日午前10時から議会です。もう午前2時を回りました、寝ます。 |
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