今朝の全国紙朝刊(山口版)と宇部日報に、昨日の教育委員会の記者会見の話が詳しく載っていました。自殺した中3の生徒が、転校後の現在の中学校ではいじめはなかったという発表でしたが、一度のアンケート結果だけでそう判断してもいいのでしょうか。前の中学校でのいじめがトラウマになってと書いてありますが、それが事実でも、現在の中学校で何かきっかけがなければ、自殺しなかったのではと考えるのが自然です。 いじめた側がたいしたことないと思っていても、受けた側がどう思ったかわかりません。いじめられた経験があれば理解できるでしょう。 そもそも転校させて解決したということも学校や親の都合が大きく、本当に子どもの側の解決に至っていたのか疑問です。 「強くてたくましい子に育てる」と言葉で言うのは簡単ですが、なんとも今回の中学生の自殺は残念です。そんなに簡単に人生から逃げるようなひ弱な子どもでは困ります。 親も学校も、いじめる側ともっと真剣に戦っていれば、いじめられる側の子どもの心の支えになったのではないかと思うのですが。こういう事件があっても、いじめる側のことがほとんど問題にはなりません。これもおかしな話です。 簡単に結論は出せません。もっと調査が必要です。 |
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