猛烈な暑さが続いています。 熊本地震では、かなり甚大な被害が出ているようです。震度7では建物の倒壊はある程度想定されても、イオンモールのガス爆発は想定外でした。 私は、構造設計一級建築士ですから、建築物の耐震構造に関しては知識も理解もある方です。八代市役所の免震装置が、地震によって残留変位や損傷が確認され、使用禁止となっている問題には驚いています。震度7は想定内であり、免震装置が壊れることはあり得ないとされてきました。そういう地震力(震度ではなく水平加速度で)も耐えうる部品が国土交通省から認定を受けているはずで、原因はこれから調査されると思いますが、部品の欠陥か施工不良しか想像できません。 この事故により、免震装置の信頼性が損なわれたりすることはないと思いますが、マスコミを始めSNSでは免震装置を付けた耐震構造でもだめで、耐震設計に問題があるような記事を見かけます。そんなことはあり得ないしあってはならないことです。 宇部市役所も、一期棟の本庁舎は免震装置をつけた耐震設計です。二期棟の市民交流棟は通常の耐震設計です。低層ですから(高額の)免震装置までは不要と判断しました。 宇部市役所の免震装置は、地下の柱脚の真下に免震ゴムを付けた装置で、八代市庁舎のダンパーとは違う装置です。 また、市役所などの公共建築物は、一般の建築物の(用途で決められた安全率)5割増しの水平力で耐震設計を行っています。地震時の災害時には、間違いなく民間の建物が倒れても市役所は倒れずに災害センターとして機能します。報道で、不安になる必要はありません。
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