税金の使い道では、世代間の公平性が大事です。それゆえに、道路や学校などの建設には市債を発行し、現在と将来の納税者に負担を求めます。市債は市の借金と呼ぶ人もいますが、公共物をその時の納税者の税金だけで完成させると、全世代が受益者となる公共物を一度に造ることはできませんから、将来の納税者と現在の納税者に不公平が生じます。 また、その時の納税者の税金を積み立て、いわゆる個人の場合のように積立金から公共物を造るとなると、過去の納税者と現在と将来の納税者の受益が違いますから不公平が生じます。つまり、過去の納税者の利益にならないということです。税金はその年の税金をその年に使い切ることが理想です。現実には完ぺきにはできません。 前置きはそれくらいにして、現在若者対策が望まれています。地方で生まれ育った若い世代が地方を離れ都会の労働者となり都会の納税者になることは地方の損失であり、子育て支援が地方の負担として残ります。 私が若者世代だった頃は、日本は将来高齢人口が増えるから、高齢者対策が望まれていました。つまり当時の納税者の税金の使い道として、高齢者福祉が重要視されていたということです。30年〜40年くらい前には保育費の無償化など全くありませんでした。子育て支援策は、今とは程遠い内容でした。 そして、私が高齢者になった現在では、少子化が社会問題となり子育て支援が最優先となっています。全国的に同様です。子ども家庭庁もできました。 そして今、若者対策が望まれると認識していますが、現在の子育てを終えた高齢者世代は、これまで税金の使い道として全く恩恵を受け損ねた世代だと思い、つくづく税の世代間の不公平を感じます。 それゆえに、高齢者が楽しめる賑わいの街も造っていかなければならないと思います。それは将来の高齢者にも使えるものですから、市債を発行して造るのが税金の世代間の公平性から当然ということになります。けして市債は財政難からでてくる借金という訳ではありません。 |
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