今朝の朝刊に、2024年度からの介護報酬改定で、介護事業者の廃業や介護サービスからの撤退が多く続いているというニュースが載っていました。国が定めた基本報酬が2〜3%減額された為、介護職員(ヘルパー)の給料が上げられず、退職者が増えていることが原因のようです。小さい施設ほど職員不足で事業継続が困難なようです。国は労働者の賃金を上げる大合唱ですが、介護保険で決まる介護職員の給料は上げられるどころか、収入が減り物価高の影響を受けても給料を下げることもできず維持するのがやっとだそうです。先行き不安で人材が逃げるという状況です。 先日、ある市内の小規模介護施設の経営者から「このままでは経営が困難な状況である。県からは運営基準を厳しく指示され、小さなところはやっていけない。」また、「生活保護の被介護者が増えている。大きな事業者は、生活保護ではない単価の高い人は受け入れるが生活保護者は受け入れず、小さな施設に回される。それでは小さいところから廃業になる。」という悲痛な声を聞きました。 宇部市が介護報酬を決めることができませんから、これは国の政治の問題です。超高齢化社会ですから生活保護の被介護者が増えているのも現実でしょう。 ところが、今政府与党も野党も重点的に取り組もうとしている政策は「高校の無償化」「学校給食費の無償化」「103万円の壁」「夫婦別姓」です。テレビでは、我々にはどうでもよい「有名芸能人とフジテレビの問題」ばかり。「103万円の壁を178万円」にすることは、大規模減税と人手不測の解消になりますからぜひやって欲しいのですが、政府には国民の声より財務省の声の方が届いているようです。「高校の無償化」は、義務教育ではありませんから、外国からどっと留学生が押し寄せてくるように心配します。日本の税金で外国人に教育するようになります。日本の人口減少は確実だから、高校の生徒減少を外国人で埋めるつもりでしょうか。 この国は、いったいどこに向かっているのでしょう。国会議員の皆さんは、国民の重要な問題よりも、大衆受けすることや選挙対策(票)になることしか関心がないのかもしれません。 介護施設が危機的な状況であることは間違いないでしょう。高齢化社会を見据え介護保険事業が始まった頃、介護を運営してくれる事業者と人材を増やすことが最大の課題でした。その介護施設が消えていけば、再度事業者を増やすことも人材がいなくなれば困難です。 総人口の約3割が65歳以上の高齢者の時代を迎えています。最大の問題をさておいて、なんでも「無償化」で税金を使っている場合ではないでしょう。「高校を無償化しなければ困った。」「学校の給食費を無償化してもらわないと生きていけない。」という声を聞いたことがありません。 介護施設にも入れられず(入れず)、独居老人や老老介護、親の介護で学校に行けないヤングケアラーの問題もあります。 国がまず取り組まなければならない介護の予算を削り、高校や給食費の無償化?夫婦別姓?国会議員の皆さんは何を考えているの?政治が国民の方を向いているでしょうか。
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