昨日の宇部日報に、史上最低の投票率だった宇部市議会議員選挙分析が載っていました。なんと、20歳代前半の投票率は12.93%だったそうです。8人に一人しか投票していないとは驚きました。 投票率が下がったのは、立候補者の公約が面白くなかったのが原因かと思っていましたが、低年齢層になるほど投票率が下がるのは他にも原因があるのでしょう。 たとえば、学校では政治を教えません。何か悪いことのように、政治に関わることを嫌う教師の影響もあるかもしれません。(教師の人にはごめんなさい) 民主主義において、選挙権を行使することは大人になって納税や勤労の義務と同じくらい大事なことだと思いますが、成人した直後の若者はそれを放棄しているわけです。 現在も世界では、いたるところで命がけの民主化運動が起きています。日本も明治・大正時代、自由民権運動がありました。真の民主主義は敗戦によってもたらされたものですが、平和と民主主義が空気のようにあって当たり前になった今の若者にとって、何か生活のかかった命がけの危機でも起きない限り、このままでは(少数の民意で当選した政治家が国家を操り)日本が日本でなくなるのではないかと心配します。 投票に行かなかった若者を見つけたら、他人の子供でも「愚かものめ」と言ってやりたい気分です。 |
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