今日の話題は、ブータン(ヒマラヤのふもとの小国)国王とその王妃の来日です。テレビニュースで何度もやっていましたが、とても好印象でした。ブータンは親日の国で、日本も大切にしたい国のひとつです。 ブータンは、金銭的な豊かさの指標となる国民総生産(GNP)ではなく「国民総幸福量(GNH)」を提唱する国です。経済力だけでなく、たとえば「友達に何度会っているか、暇な時間がどれだけあるか」などを指標にして国民の幸福度を測るそうです。 日本のみならず世界のパラダイムが何か違うものに変わりつつあると実感している今日この頃ですが、確かにブータンの幸福に対する考え方には共鳴するものがあります。 昔、私も青年海外協力隊で二年間サモアにいた頃、貧しいけれどサモア人の幸福度は日本人以上だと思ったことがあります。帰国したとき、周りの(朝から疲れた顔をした)日本人が異常に見えました。成田に着いたのが年末の朝でしたから、電車で出勤するサラリーマンの人ごみの中で「この中で自分が一番充実しているなあ。体をやすめたかったら休めばいいのに」と、思ったくらいです。日本に戻って何年もすると、普通の日本人に戻ってしまいました。
写真は、「神原小学校のふれあいまつり」で、(はるかに昔に成人式を終えた)母親クラブの人たちがバザーで花を販売している様子です。皆にこやかです。 |
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